ストウブ等のホーロー鍋の塗装・コーティングが剥がれた時の修理方法

 

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ストウブ、ルクルーゼ、バーミキュラなど、煮込み料理が美味しく仕上がるホーロー鍋は今人気を集めています。
人気の一方で弱点もあり、ちょっとした衝撃でホーローのコーティングが剥がれてしまったということがよくあります。
ホーロー部分が剥がれてしまったときはどう修理すべきか、それともそのまま使えるのか、どう対策すればよいかをご紹介していきます。

コーティングが剥がれても使える

基本的にホーロー鍋はコーティングが剥げてしまったとしても、そのまま使って大丈夫です。
とはいえ剥がれを悪化させないよう、簡単な応急処置だけはしておくことをおすすめします。

 

簡単な応急処置方法

ホーローの塗装コーティングが剥がれたときは、まず剥がれた部分を指でさすってみてください。
このとき指がチクチクするようなら、剥がれたホーローが「ささくれ」のように出っ張っている状態のため、そこからさらに大きく剥がれてしまう危険があります。

 

調理中にホーローがさらに剥がれてしまわないよう、チクチクする場合は紙やすりで削って剥がれた部分を滑らかにしておくようにしましょう。
紙やすりがなければ、ドライバーアイスピックで削るだけでも大丈夫です。
これだけで簡単な応急処置になります。
それでも気になる場合は、剥げた部分にオーブンシートをかぶせて使いましょう。

 

上記の方法で、剥がれたところをツルツルにしておけば「煮込み料理」などの水分の多い料理なら、問題なく使えます。
ただし、「炒め物」「揚げ物」はホーロー鍋の温度を上げる調理法のため、さらにコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
ホーロー鍋は炒め物や揚げ物にあまり向いていないため、他のフライパンなどを使った方が無難です。

 

コーティングの剥がれを悪化させないようにする

コーティングの剥がれを悪化させないために、以下のポイントに気を付けて手入れをするようにしましょう。

・使用中は金属製ではなく、シリコン製の調理器具を使う
・使用後は十分に冷ましてから洗う
・金属製のタワシを避け、柔らかいスポンジで洗う

 

きちんと修理したい場合

ホーロー鍋のコーティングが剥がれても応急処置さえしておけば使用上問題ありませんが、「愛用していたホーロー鍋なので修理したい」という場合はどうすればいいでしょうか。

 

「ホーロー修理用ボンド」という商品もありますが、これは熱を使わないホーローを修理するためのボンドなので、ホーロー鍋には絶対使わないでください。

 

ホーロー鍋を素人が修理・補修するのは不可能なので、剥がれを直したい場合はメーカーにお願いする必要があります。

 

しかし、メーカーがホーロー鍋の修理に応じてくれることも実は稀で、ストウブ、ルクルーゼ、シャスールは個別の修理には応じていません。
これら有名所のメーカーでも修理自体を受け付けておらず、リペア対応もありません。
そのためホーロー鍋は剥がれがどうしても気になる場合は、修理よりも買い替えが現実的なのが現状です。

 

ただし例外もありまして、それが日本製の「バーミキュラ」です。
バーミキュラはホーロー鍋コーティングの修理・リペアのサービスを行っています。価格は鍋のサイズによりますが、3,000円〜10,000円程度。
ホーロー鍋を大事に使ってほしいという日本製ならではの心意気を感じますね。
1つの良いホーロー鍋を修理してずっと使いたい方は、バーミキュラのホーロー鍋を選ぶといいでしょう。

 

まとめ

・ホーロー鍋はコーティングが剥げてもそのまま使うことができる。
・コーティングが剥がれた部分がチクチクするなら、紙やすりなどで表面を滑らかにしておくと応急処置になる。
・コーティングが剥がれてきたら炒め物や揚げ物での使用は避ける。
・コーティングが剥がれてきたら、シリコン製の調理器具や柔らかいスポンジなどを使うことで、さらなる剥がれを予防する。
・完全な修理はメーカーに依頼する必要がある。日本製のバーミキュラは修理に対応している。

 

 

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